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俳優向けデモリール専門制作を関西で開始

2025.12.18

お知らせ

更新日:2026.01.05

関西俳優の三重障壁を越え負の連鎖を断つ


大阪を拠点とする映像制作チーム・オフィスラプター(所在地:大阪府大阪市北区、共同代表:岸本絵梨香・太田智樹)は、関西の俳優を対象としたプロ仕様のデモリール(演技映像)専門制作サービス「RAPTOR actor reel(ラプター・アクター・リール)」を2026年1月より本格始動いたします。

本サービスは、カメラ・音声・メイク・脚本・演出を備えた映画制作体制で俳優中心の短編作品を撮影し、キャスティングの初期段階で提出が求められる高品質な演技映像を安価で提供するものです。関西でこうした専門サービスが本格展開されるのは初めてとなります。(※1)

(※1)当社調べ

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■ ■ ■ 【背景】映像資料必須化がもたらした"見えない壁"——関西の俳優が抜け出せない「三重の障壁」■ ■ ■ 

近年、映画・ドラマのキャスティングでは、従来のプロフィールやコンポジなど平面書類以上に、キャラクターや演技力がわかりやすいため、「デモリール(演技映像)の提出」が標準化しつつあります。これによりデモリールの有無が、オーディションに進めるかどうかを大きく左右するようになりました。

この変化は、制作側の効率化を進めた一方で、特に関西の無名俳優や舞台俳優に対して、次のような「障壁」を突きつけています。デモリールという"名刺"を持たなければ、オーディションの場に呼ばれる前の初期選考段階で排除される可能性が高まっています。

■ 第一の障壁:経済的ハードル


プロ品質のデモリール制作には、最低でも数十万の費用が必要とされます。これは、実績がなくアルバイトで生計を立てる無名俳優にとっては極めて重い初期投資です。

そして、経済的なハードルのために、安価で低品質な映像資料を提出すると、実績がないこと以上に致命的な評価低下を招きかねません。キャスティングディレクターは、提出された映像から俳優プロフェッショナリズムを推測するため、どうしても映像の品質自体が演技力とは無関係に評価を左右してしまうのです。

この状況は、深刻な負のスパイラルを生み出します。

「実績不足で収入が不安定」→「高品質映像の制作コストを賄えない」→「低品質な資料を提出せざるを得ない」→「ネガティブな評価を受ける」→「初期選考で排除され、さらに収入が増えない」

■ 第二の障壁:実績的ハードル


関西は質の高い舞台芸術の伝統を持ち、多くの俳優が舞台で実績を積んでいます。しかし、舞台での成功は映像キャスティングにおいて「潜在能力」と見なされるに過ぎず、「実績」としては認められにくいのが現実です。

舞台演技と映像演技では、求められる技術が根本的に異なります。舞台では広い会場に届く発声や身体性が重視されますが、映像ではカメラを意識した微細な表情の変化やニュアンスの表現が重要です。このため、いくら舞台で高い評価を得ていても、映像実績がゼロであれば、キャスティングの初期選考段階で「リスクが高い」と判断され排除される可能性があります。

■ 第三の障壁:地域的ハードル——制作機会・資源・情報の東京一極集中


大規模な商業映像制作に必要な企画、資金、キャスティング機能のほとんどが東京に集中しています。これにより、関西で俳優が安定して映像実績を積む機会が構造的に不足しています。


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■ ■ ■ 【解決策】関西初、プロ仕様のデモリール専門制作サービスで、高品質な映像を提供■ ■ ■ 


「RAPTOR actor reel」は、これら構造的な三重の障壁を打破し、関西の俳優たちがチャンスをつかむための第一歩を支援するために立ち上げた、関西初の本格的なデモリール専門制作サービスです。

■ サービスの特徴


◆ 映画クオリティの制作体制で「経済的負担」と「品質リスク」を同時に解決

監督、カメラ、音声、制作の4名体制。(メイクはオプション)
1カメラ撮影
脚本・演出を伴う短編作品形式
当社制作の国際映画祭受賞作「境界線」の制作ノウハウを活用
基本料金¥132,000(税込)
(オプションメイク代¥35,200(税込))
そのほか、インタビュー動画作成、別日でのリハーサル、スチール撮影などのオプションあり(要相談)
従来、俳優が自力でプロ品質の映像を制作しようとすると、業者選定から品質管理まで全てを自己責任で行う必要があり、結果的に低品質な資料を提出してしまうリスクがありました。本サービスでは、映画制作の実績を持つチームが品質を担保することで、「プロフェッショナリズムの証明」として機能する映像資料を確実に提供します。


◆ 「映像実績ゼロ」から脱却する実践の場を提供

1シーンに主役と脇役の2名が出演(※2)
主役の演技を際立たせる撮影設計
「この俳優がどんな役を演じられるか」を明確に示す演出


(※2)主役のことをリード俳優、脇役のことをサポート俳優といいます。主役が今から売り出したい若手・演技経験が浅い場合、サポート俳優はその魅力を引き出すための演技に徹します。サポート俳優を弊社が選定する場合、経験・信頼のある俳優に依頼します。

オーディションに勝たなければ体験できない映画制作の現場を、デモリール撮影という形で提供します。これは単なる「撮影サービス」ではなく、舞台実績を持つ俳優が映像演技を実践し、その証明を得られる貴重な機会となります。


◆ 全国市場への接続を見据えた戦略的活用支援 

制作したデモリールはYouTubeやSNSでの公開も可能とし、キャスティングディレクターやプロデューサーへの提出資料としてだけでなく、俳優の認知拡大とセルフブランディングに活用できます。

将来的には約20種類のシチュエーションを用意し、監督やプロデューサーが特定の役柄に合う俳優を比較検討できるプラットフォームを構築。関西の俳優の実績を、地域を超えて全国のキャスティングの初期選考プロセスに組み込める仕組みを目指します。

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■ ■ ■【社会的意義】才能の地域格差を解消し、日本のコンテンツ産業の多様性を守る■ ■ ■


本サービスは、俳優個人への支援に留まらず、関西の映像文化全体を支える新しいインフラを目指しています。

■ 地域の映像人材エコシステム全体を底上げ

俳優だけでなく、カメラマン、音声スタッフ、メイクアップアーティストなど、映像制作に携わる若手スタッフにとっても継続的な実践経験の場となります。

■ 業界が負うべき「才能発掘コスト」の構造的解決

これまで個々の俳優に転嫁されていた初期投資の負担を、持続可能なサービスモデルとして提供することで、才能が経済的制約によって埋もれる構造を変革します。

■ 劇団・養成所との連携で持続的な機会を創出

今後は劇団や養成所なと連携し、複数人への一括制作サービスも展開予定です。クラウドファンディングのような一時的な支援ではなく、恒常的に映像実績を積める環境を整備します。

■ 日本のメディアコンテンツ産業の多様性を守る

才能を持つ俳優が地理的・経済的な制約によって全国的な機会から排除されることは、日本のメディアコンテンツ産業全体の多様性を損なうものです。関西の豊かな舞台芸術の才能を、デジタルデバイドによって埋没させることなく、全国市場に公平に接続させる持続可能な仕組みを構築します。

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■ ■ ■【最終目標】関西で俳優が育つ好循環の創出へ■ ■ ■


私たちの最終目標は、デモリール制作を通じて関西の俳優が実績を積み、評価され、地域内で映像キャリアを形成できる環境を整備することです。

関西に俳優層が厚くなれば、準キー局でのドラマ制作枠の拡大や、関西を舞台とした映画制作の増加にもつながります。

「関西で俳優が育つ→関西で作品が生まれる→また俳優が育つ」

この好循環を生み出すための第一歩として、本サービスを位置づけています。

当社では、関西の俳優たちが、このデモリールを、まるで「動く名刺」のように活用し、より多くのチャンスを獲得できるように願いながら、クオリティの高い映像を実用的な価格で提供していきます。

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■ ■ ■ 料金・サービス概要 ■ ■ ■


料金:132,000円(税込)〜
撮影体制:監督、カメラ、音声、制作の4名体制
撮影場所:モトンプレイス(天満橋)
納品物:編集済みデモリール映像
公開サポート:YouTube・SNS活用のアドバイス提供
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【オフィスラプターについて】

つくる楽しさ / ひろげる感動 / つながる文化

オフィスラプターは、映画や音楽を通じて、人々に感動と新しい発見を届けるクリエイティブチームです。映画、音楽、そして文化を通じて、表現したい気持ちや才能をのびのびと広げられる場をつくり、その感動をお届けします。

■ 会社概要

会社名:オフィスラプター
所在地:大阪府大阪市北区
共同代表:岸本絵梨香・太田智樹
設立:2021年1月
URL:https://office-raptor.com/

■ 事業内容

1. 映像制作部門(企画・撮影・編集)
映画「境界線」をはじめ、監督・制作を一貫して担い、映画祭への出品や上映会を行っています。関西から新しい映像表現を発信し、創作の場を広げています。

◆ 制作実績:映画「境界線」"BOUNDARY LINE"(2024)

Sundarban International Film Festival(インド):2024年12月度短編映画賞受賞
韓国国際短編映画祭:2024年10月度最優秀短編映画賞および審査員特別賞をダブル受賞
Festival of Cinema NYC 2025(ニューヨーク):短編部門「Best Short Narrative」にノミネート
その他10以上の受賞・ノミネートがあります。

2. 音楽・歌唱指導部門(RAPTOR voice labの運営)
初心者からプロ志望までを対象に、歌唱指導やボイストレーニングを展開。声や表現を通じて「自分らしく表現できる力」を育てることを念頭に指導を行っています。

3. 芸術文化振興部門(アーティスト名鑑の制作・文化支援活動)
「関西 俳優&ミュージシャン名鑑」の制作をはじめ、地域文化を支える取り組みを継続。表現者同士や観客とのネットワークを広げ、文化の発信と交流の場をつくっています。


<参考資料>
デモリール参考動画:[YouTube URL]
オフィスラプター公式サイト:https://office-raptor.com/

【本サービスに関するお問い合わせ先】

オフィスラプター

 担当: 岸本・太田

 Email: officeraptorinfo@gmail.com